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愛知の農畜産物

 愛知県の畜産の産出額は866億円で、全国第11位です(平成30年)。愛知県の農業全体の30%を占めています。愛知県は、昔から酒や醤油などを製造する醸造業が盛んで、搾りかすなどのえさが手に入りやすい環境だったことも、愛知県の畜産が盛んな理由の一つです。

豚

 愛知県では三河地域を中心し、約35万頭の豚が飼われていて、全国10位の飼育数です(平成30年)。ブランド豚「みかわポーク」は、きめ細かな肉質と上質な脂が特徴で、品質・食料自給率向上のために飼料用米も与えています。

【主な産地】JAあいち知多、JA西三河、JA愛知みなみ、JA豊橋

鶏卵

鶏卵

 愛知の卵の産出額は、全国6位で、東三河地域、知多半島を中心に約920万羽が飼育されています(平成30年)。また、愛知の養鶏は、江戸時代末期、尾張藩士が副業として始めたサムライ養鶏が起源と言われていて、古くから養鶏王国愛知として有名です。

【主な産地】JAあいち知多、JA愛知東、JA愛知みなみ、JA豊橋

乳用牛

乳用牛

 愛知県の生乳生産量は、全国7位(平成30年)。知多半島と渥美半島を中心に、年間約17万トンが生産されていて、牛乳瓶でいうと約8.5億本分です。愛知県の学校給食では、全て愛知県産の牛乳が飲まれています。

【主な産地】JAあいち知多、JA西三河、JA愛知みなみ、JA豊橋

肉用牛

肉用牛

 愛知県の各地域で牛肉のブランド化に取り組んでいて、黒毛和種(和牛)では「みかわ牛」、交雑種(ホルスタイン種×黒毛和種)では「あいち牛」などがあります。「みかわ牛」は、認定基準をクリアした生産農場で、1年以上肥育し、格付等級は4等級以上です。 詳細は、みかわ牛出荷者協議会公式サイト

みかわ牛

 また、JAあいち経済連の「牛肉トレーサビリティシステム」では、詳細な牛肉の生産履歴情報が公開されています。

【主な産地】JAあいち知多、JA愛知東、JA愛知みなみ、JA豊橋

うずら卵

うずら卵

 愛知県のうずら卵の産出額は全国1位で、全国シェアの60%を占めています(平成30年)。第二次世界大戦中の餌不足でうずらは絶滅の危機に瀕しましたが、戦後、豊橋市の生産者が数を増やし、うずら産業を復興させました。

【主な産地】JAあいち知多、JAひまわり、JA愛知みなみ、JA豊橋

名古屋コーチン

名古屋コーチン名古屋コーチン

 名古屋コーチンは、現在の小牧市で生まれ、「地鶏の王様」とも言われています。肉は赤みを帯び、適度にしまった歯ごたえと、コクのある旨みが特徴です。また、卵は淡いさくら色の卵殻と濃厚でコクのある卵黄が特徴となっています。

【主な産地】JA尾張中央、JAあいち知多、JA愛知東、JA愛知みなみ、JA豊橋

愛知の畜産の詳細はこちらをご覧ください。